大事と思ってたけれど気づいたら埃をかぶっていたノートを片付けるObsidianプラグインを作った
大事だと思っていたけれど気づいたら埃をかぶっていたノートを見つけて片付ける。そんな手助けをできるObsidianプラグインを作りました。公式のコミュニティプラグインとして公開しています。
グラフビューでは見つけにくい
保存庫が大きくなるとノートもバックリンクも増えます。 リンクが多重に繋がっているとき、グラフビューではノートは何にでも繋がる寄せ集めに見えてしまう。こうなると情報は多いけれど、多いがゆえに目的のノートにすぐたどり着けなくなります。
線が多いノードは目立ちます。でもそれが意図した目次なのか無自覚な寄せ集めなのかは見た目で区別できません。
また前にまとめたノートのつながりは時間が経つにつれて妥当でなくなることもあります。それが今も妥当かはグラフビューに表示されません。
足す前に、手放す
ノートを育てるときはつい足す方向ばかり考えます。 関連を張ってリンクを増やして思考を深めていく作業です。
でもその前に意識したい作業があります。 つながりを足す前にまず要らないつながりを減らす。 絡まりすぎたノートを捨てる引き算の発想です。
これでやっていることは部屋の片付けに似ています。 新しい物を置く前にまず古い物を手放す。ノートでも同じことをしたいと思ったことがきっかけでした。プラグインの名前もここからとりました。
以前よく編集するノートを大きく表示するプラグインを作りました。これは「よく手を入れるノート」を見せるものです。これはいわば部屋の中でお気に入りの持ち物に似ていると思います。よく手に取るから、埃がかぶっていることもないでしょう。
今回は自分が大事だと思っていたけれど、結局埃をかぶってしまったもの。そんな感覚に似ているのかもしれません。
古くて結合しすぎたノートを一コマンドで出す
片付けで大事なのは、たとえばここ1ヶ月で使っているかどうか?という観点です。 これを参考に、古いノートと結合しすぎたノートに重みを置くようにしました。
採点 = ノートのつながりの数 × (1 + 放置日数 / 1ヶ月)
意図的なノートは除外します。大事で埃をかぶってもいいノートもあるでしょう。それに意図的であればいいんです。
画像や動画などの添付ファイルへのリンクは数えません。見たいのはノート同士の結合だからです。
少しだけ片付けるか、腰を入れて片付けるか
片付けは祭りであると、近藤麻理恵さんの書籍で習いました。 一つであれば儀式に、腰をすえるのであれば使い方も祭りに近く2つ用意しました。 すぐに始められるように、Obsidian標準のコマンドパレットを叩くだけで1コマンドでできます。
一件のノートと向き合う。首位の1件だけを出します。日課や隙間時間向けです。
あるいは数件と向き合うか。上位の数件を出します。近藤麻理恵さんの流儀の片付けはどちらかというとこちらです。
全体を機械的に並べ替えて眺めるのではありません。上位から1件ずつ自分の手で向き合います。
片付けたあとは
片付いた部屋にいることは気持ちがいいものです。好きなものに囲まれていますし、何がどこにあるのかすぐに取り出せる。
ノートと向き合うことは性質上いろんなアイデアを複数に閉じ込める作業ともいえますが、その分必要なときにうまく忘れることが大切です。
ものを、ノートを増やし続けられるのはあとで必要なときに引き出せると信じられるからです。安心して忘れられる仕組みがあって初めて自分の部屋に貯め込めます。
綺麗に片付いていれば、大切にしているノートに辿り着くことも早いでしょう。Katazukeを通して、あなたがもっと大切なノートと向き合えるようになったら嬉しいです。